暑さも忘れる本2006年07月14日 23:46

オカルト本ではないですよ(笑
まず「ユダの福音書を追え」です。裏切り者の烙印を押されたユダが書き残した福音書は、異端の書物として歴史から消え去っていました。それから1700年後の現代、突如としてそれは発見されました。朽ち果てつつあるパピルスの書物の復元と解読が行われ、ナショナルジオグラフィック社により発表されました。その発見に至る経緯から解読、そしてその驚愕の内容がこの本で詳細に述べられています。
次に「新説東京地下要塞」です。東京の地下に取り憑かれた孤高のジャーナリスト秋庭俊氏の地下謎探索物新作です。前作まででは戦前から東京には大地下網があったのではないかとの仮説を取材や調査で述べられていたんですが、本作ではもう一歩進んで、では何のために地下網が必要だったのか、実際そこにはなにがあったのか、現代に何を残したのかなどが語られています。そしてやはり地下鉄の謎についても、1900年ころにすでに建設され、それを極秘に作ったのは今の小田急だった、なんてことも詳細に述べられています。
ご興味がありましたら一読を。