JR西日本乗り放題2010年10月12日 21:27

JR西日本乗り放題きっぷ
10月14日は鉄道の日だそうです。それにちなんで毎年各地でイベントが開催されるようで、特にここ近年はその数が増えたように感じます。本家JRでも色々あるようですが、「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」って物に毎年心が動きます。2週間ほどのうちに3回まで使えて9180円と言う太っ腹ですが、はたして3回も乗り回れるのかといつも躊躇していました。
こちら山陰でももちろんそれは使える訳ですが、「鉄道の日記念・西日本一日乗り放題きっぷ」なんてぇ物がJR西日本にはあったんですね。1日乗り放題で3000円とちょうど良い感じです。早速米子駅へ購入に出向きました。
窓口で「西日本一日乗り放題きっぷくださいっ」って言うのも気恥ずかしいなぁなどと逡巡しながらみどりの窓口へ行くと、何のことはない自動発券機で買えました。買った当日には使えないとのことですので、駅内の書店で時刻表を購入して帰り、じっくりルート研究することにしました。研究と言ってもたかが知れていて、山陰地方はローカル線の集合体みたいな所で、山陰本線すら偉大なるローカル線などと揶揄されるしまつ、おのずとルートは決まってきます。
それならば究極のローカル線でも巡ってみようかと考えました。結果、山陰線で鳥取〜因美線で津山〜姫新線で新見〜芸備線で備後落合〜木次線で宍道と回ってまた米子へ戻ると言うルートを取りました。
最初の難関は因美線。鳥取〜智頭は特急も走る華やかさですが、智頭から津山まではかなり渋いです。特急は智頭から智頭急行線で他へ行ってしまい、普通列車も全て智頭止まりです。乗り換えて津山に行くにも8時台を逃すと次は13時ころまで無く、さらにその後は16時過ぎと言うのんびりさです。おのずと8時台に乗らねば先の予定が立ちません。
次の難問は姫新線です。姫新線は姫路〜佐用、佐用〜津山、津山〜新見にダイヤが分断されていて、津山〜新見は1日に数本しかありません。
そしてそして芸備線。時刻表をぱっと見でもわかるんですが、広島〜三次にくらべ三次〜新見のなんと閑散としたことか。新見と備後落合間を行く列車は1日3本です。
こんなこと乗れるのかと思いますが、それがあるんです。米子を4:55出ると鳥取発7:23の因美線に6分の待ち合わせで乗れて、智頭で8:21発の津山行きと接続。津山に9:31に着くと10:11津山始発の姫新線があり、新見で1時間待てば芸備線の12:47新見発で備後落合へ行けます。木次線も他に劣らず閑散路線で備後落合発なんて3本しかありませんが、ちょうどこの時間14:25発出雲横田行きに乗れます。
奇跡のような乗り継ぎですが、新見で1時間待ちが気になります。丁度昼なので昼食にあてるのも一興ですが、ここはもう少し考えました。津山からは津山線が岡山へ向かっています。岡山からは伯備線で新見に行けます。時間的にはどでしょう。前述のとおり津山には9:31着なので9:49の快速岡山行き乗れそうです。岡山着10:59、伯備線には11:14発に乗れば新見着が12:43で、これはズバリです。新見の1時間待ちが4分に激減しました。せっかくの乗り放題ですから駅でぼけっとするよりも良いでしょう。
そうと決まれば即実行です。つづく。

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